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2014年6月5日木曜日

大連(旧満州)3日間街歩き雑記帳(2014年5月22日―25日)

大連(旧満州)3日間街歩き雑記帳(2014年5月22日―25日)

-中国は広い、人も多い、街はごちゃごちゃ、活気がある、大気汚染(北京ほどではないが)、広い自動車通りを横断するのは大変、物価は日本の3分の1?(1元:約16円、数年前は14円台)、中国は1つの閉鎖的世界か!、中国人はそこで歴史的に激しい競争を展開して来た、性悪説で結果重視、実利的、建前より常に本音?親しくならないと余り他人に気を使わない?1970年代末以来の一人っ子政策に伴う人口構造の歪みは将来何をもたらすか、日本からの最近の投資の急減、イノベーションの必要などから対日関係を緩和しようとするが、表面では絶対に譲らないだろう-

(行程)

・ 5月22日―成田発:9時半、大連着:11時半(日本時間:12時半)(大連:3泊)

・ 5月25日―大連発:13時、成田着:16時50分

① 1月末に香港に行き、3月中旬にベトナムのホーチミンシティに行き、次はどこへ行くか

・ 北京を申し込んだが(3泊12万円)、大気汚染が心配になり、キャンセルして、旧満州の大連3泊個人プラン(85000円、往きだけホテルへ送ってくれる)に切り替えた。旅行代理店によると、北京や上海はPM2.5など大気汚染のため観光客は殆どいないようだった。出張者も仕事が終わるとすぐ帰国するとのこと

・ ホテルの格で料金が変わるが、「ラマダプラザ・ホテル」を選んだのは正解だったー駅前で、最近の貧乏旅行では最高のホテル(JTB出版の「タビトモ「大蓮」、1000円+税でもベストの一つとなっている」

・ 大連には実は1回行ったことがあった。1990年5月に唯一のアジア出張でシンガポール、香港、北京をまわった際に、北京空港が黄砂のために閉鎖され、夜10時頃だったか大連空港に着陸した。外資系ホテルのホリデイ・インに泊まったか?翌日朝、バスで空港に向かったが、窓から見える風景が4,50年前の植民地時代という感じでビックリしたことをかすかに覚えている。中国経済の発展著しく、今や昔の話のようだ

② まず大連(人口:250万人、大連都市圏:600万人)へ

・ 成田空港の両替所で、10500円ほどで、300人民元と50ドル(何かのため)に替えた(1元=約16円、数年前は14円台、この数年で円安が進展した)

・ セブン銀行ATMで手持ち現金3万円(限度額)を下ろしたー何かのため

・ 身体検査はいつものように入念に

・ 22日午前9時半:成田発で11時50分:大連空港着、機内はほぼ満席、搭乗時間は3時間弱

・ しかし、入国手続き後ロビーに出たが、出迎えの人が見つからず、何度もうろうろしていたら、中年の男につかまり、付きまとわれ、結局、タクシーで行くことにした。ごまかされて200元を払い、その男はタクシーをつかまえて、運転手に多分60元(約1000円)を支払い、行ってしまった(空港からホテルまでのタクシー代は60元)

・ 出迎えが見つからなかったので、空港ロビーのコーヒー屋(上島珈琲)で45元(約700円、高いこと!)のブレンドコーヒーを呑んだ。顧客は日本人ばかり?その店で「辛」と大きく表示された大き目のカップラーメン(メニューにある)を食べる人もいた

・ タクシー(左ハンドル)で約30分乗り、1時半ごろホテルに着いたータクシー料金は、最初の3キロ:10元、その後1キロ当たり:2元(30台のいかつい男の運転手は、ケータイで声高に話しながらハンドルを握っていた)

・ 10階の部屋に入って間もなく、20代前半ぐらいの日本語ができる女性が来て、空港に出迎えに行ったが見つからなかったと言われた。私は、出迎えられる場合にHISの旗を持っているのに見当たらず、何回か探したと答えたが、結局、ホテルまでのタクシー代として60元を返してくれた。結局、損害は140元(約2200円)ということに

・ その午後、大連駅周辺など1,2時間の街歩きを2回行なった。

・ 大連は、地図で見ると、仙台の北の緯度であり、東京より2,3度低い感じ

③ タウン・ウオッチング

・ 大連駅―ホテルから徒歩数分で大連駅に行ったが、遼東半島の先端にある終着駅となっており、中国各地への列車が発着しているようだ。駅の周辺は雑貨店、食料品店、食堂などがごちゃごちゃ並んでいる。駅舎は古い建物で、駅の切符売り場など、暗く、大勢の人が列を作っていた。

・ ホテルから北へ数分上り坂を歩くと、駅の建物が正面に見える「希望広場」に行き、何度も見た。中間は窪んだ形となっており、200メートルぐらい離れているか。横長の駅舎に「大蓮」の大きな2文字が数十メートル置いて見えた。また、駅前広場や周辺のビル群を一望できた

・ ホテルからでも、街に出ても、5,600メートル?先あたりからビルなどがぼやっと見えるようになる。大気汚染や霧もあるのか。それより遠いとよく見えない

・ それでもマスクをつけている人は殆ど見かけなかったー北京などとは大気汚染のレベルが違うからか?

・ 主要な自動車通り(片道3車線以上)は「路」で、それを横断するような広い通りは「街」となっていた。「中山路」、「友好路」、「人民路」、「天津街」、「勝利街」など

・ 広い通りを横断するのは、やはり大変だったー歩行信号が赤でも歩行者は構わず自動車の波を左右に見ながら少しづつ渡って行く。さすがに自動車は赤信号では止まっている。信号がない通りも多い。交差点でなくても人は巧みに渡って行く。私は、他の人と一緒に横断するようにしていた。警官も注意などしない

・ ベトナムのホーチミンシティでは、バイクの海だったが、大連では、バイクや自転車は殆どなく、大小の乗用車、トラック、バスが突っ込んでくる。特にバスが恐かった。3回ぐらい、バスに引っ掛けられそうになった。そのまま真直ぐ行くと思ったら。急に左折したり。警笛もよく鳴った。

・ 新聞雑誌、日用品を売る売店(キオスク)などは、ホテルの近くの売店を除き、見当たらなかった。ホテルで「チャイナ・デイリー(国営新聞の人民日報の英語版、1.5元、約25円)」を見たが、ホテル所有となっており、また、ホテルの売店では新聞等は売っていなかった

・ 日本のコンビニ、街の両替店(香港などは少し歩くとぶつかる)、本屋などは見当たらなかった

・ 仕方がないので、ホテルで両替したが、1万円で588元となったー成田空港:5000円強で300元、大連空港:5000円:247元、合計2万円で1135元で1元あたり17.3円(大連空港では、多分若い店員が計算を間違えたようだ。文句を言わなかったので、後の祭り)1元=約17.3円とは、やはり円安が進んでいるようだ

・ それでも街の物価は安く、3分の1ぐらいの感じか?

・ 貧乏旅行では、ホテルの朝食バイキングで1日分の栄養を取った。客の大半は日本人や外国人のようで、おかゆ、バターをぬったフランスパン、様々な肉・魚料理、野菜サラダ、果物などを適宜選んで楽しんだ。かゆは、ねぎや各種の薬味を加えて食べた。コーヒーはいまいち。ブラジルのリオデジャネイロのホテルで飲んだコーヒーは世界一の珈琲生産国で、うまかった。うどんもあったようだ。

・ よく街の飲食店「飯店」があったが、ラーメンが1.5元など。

・ ホテルの日本料理屋「江戸前」で「天ぷらうどん定食(50元、約800円)を食べたが、天ぷら野菜(4種類)、ぎょうざ(3個)、茶碗蒸し、煮物、海産小皿、アイスクリームと食べきれなかった(日本では、倍以上か?)

・ 料理など、サービス料やチップはないので、請求額だけ支払えばいいー欧米では、チップやサービス料が加算される。ホテルの「ベッドサイドチップ」は毎日10元

・ 路上の物売りーさくらんぼ(幾つものざるに入れて歩いている)、各種の小物雑貨、野菜など(天秤棒を担いだおばさん、おじさんが街を歩いたり、路上で売っている。路上で新聞を売っているおばさんがいたが、種類は少なく、部数も少ない。結局、「チャイナ・デイリー」はホテルを含めて、どこでも買えなかった。また、「大連観光地図(5元、日本ではその何倍にもなるだろう)」を一部ずつ手に持って歩行者に声をかけていた。乞食のおばさんが皿を前に路中に坐っていたりする。

・ 自動販売機を見かけたが、コカコーラの中びん:3元(50円)、大瓶:3.5元(60円)

・ 映画館があったが、映画あたりの入場料は30元(約500円)となっていた

・ エスカレーターは右立ち(日本は左立ち。海外では右立ちが多い?)

・ 自動車通りの交差点に広場があり、「友好広場」、「中山広場」、「民主広場」、「人民広場」、「勝利広場」、「希望広場」などーホテルから徒歩20分ぐらいで中山広場に行ってみたが、直径200メートルぐらいの楕円状の公園になっており、周囲の道路を自動車がグルグル走っていた。

・ 食料品店で、アルコールを買って、ホテルでちびちびしたービルの普通缶(チンタオビールなど):8元、ロング缶:12元、一般に酒類のアルコール濃度は高いようだ(四川省産の「火爆?」39度、250CC:6元、52度:10元、安いこと!)52度の強い地酒がたくさん並んでいた。サントリーのウイスキー(ダルマ)が228元、シーバスリーガルが318元、やはり輸入ウイスキーは高い

・ ホテルを出ると、天津街があり、様々な雑貨店や、お土産店、飲食の屋台などが並んでおり、店員が次々と声をかけてきた。日本人のカモが来たからか?多分、私は外国のどこでも日本人と見られてきた。少し歩くと道が広くなり、ショッピングセンターとなる。「新世界・百貨(ニューワールド・デパートメントストア)9時半―21時半』などがあり、衣料品などの高級専門店が並び、ブランド物が高い価格で売られていた。

・ KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)、マクドナルドなど、あちこちに見られた。

・ 駅ビルのKFCに入ってみたが、殆ど若者や小さい子供をつれた家族連れなどで、高齢者は殆どいなかった。コーヒー:8元、パフェ入りアイスコーヒー:12元(これを頼んだ)150人ほどの広い店では、カウンターから離れた道路側では、何も注文しないでテーブル(2人掛け)に腰掛けてケータイなどいじっている者もいた。時間調整か?見回りの店員も特に注意せず。

・ 若い女性が腰掛けてケータイをかけている向かいの椅子に男が来て断りなしに坐ってしばらくのちに出て行った

・ 「全部10元の店」(一種の雑貨屋)が幾つかあったー「百円ショップ」の中国版か

・ ユニクロも大連に4店ある。また、吉野家がショッピングモールにあった。街では見かけなかった。ローソンも見かけた

・ 代表的な商業銀行である「中国銀行」はあちこちにあり、ATMは、他の銀行も含めて、24時間利用可能となっていた。

・ ホテルのテレビは、30チャンネル以上あり、CCTV(中国国営放送)の英語版、NHK国際放送、CNNが並んでおり、これらを見ていた。NHK国際放送は、海外にいる日本人向けに編集されており、番組によっては、日本国内と同時に視聴できる(ただし、中国では1時間前となる。帰国する日の朝8時からNHKの政治番組(日本:9時開始)で中国問題を取り上げた番組を見た。(「花子とアン」も見た)―タイ・クーデター、ウクライナ問題、ウルムチ爆破事件、韓国の大型のフェリー船(セウオール号)の転覆事故と韓国政府の対応の問題などが短い滞在中に報道されていた。日本はなんと平和な国家!?しかも成熟社会から緩やかに衰退していく

・ ホテルのメイドは、すれ違うと「ニーハウ」と笑顔で声をかけてきたが、「ニーハウ」と応じた

・ 合計10回以上、すぐ疲れる足を引きずって、街歩きを楽しんだ。ごちゃごちゃ、ごみごみ、人が多い。よく人とすれ違う。店員などは自分たちの会話に忙しく、客に声をかけることなどない。道路も舗装が十分修復されていないところも多く、また、段差があったりするので、要注意だ。よく知らない外国で怪我などしたくない。

・ 一般的には顔つきもキツイ。親しくなれば別であるが、知らない同士は冷淡か?他人のことは気にしない

・ 人々が歩く速度は日本人ほどセカセカしない感じ。私ぐらいの身長の人も多く、余り気にならない。高身長の男女も見かけたが、少ないか?

・ 日本人-性善説とプロセス重視。中国人-性悪説で結果重視(中国人はまず疑う)日本人:観念的、中国人:実利的という見方はどう考えたらいいか ・ 人口構成(中位年齢『人口の真ん中の年齢』)は、中国(35歳程度)は日本(45歳)とベトナム(23歳)の中間にあるか

・ 新聞雑誌・書籍、テレビから街の表示に至るまですべて漢字。ある程度見当がつくのは有難いが、簡体字などで分からない場合がある。日常的に何千字か1万字以上必要か。かな漢字併用の我々は有難い?

・ 宿泊したラマダホテルのスタッフは、親切で日本語ができる人もおり、日本人客が多いからだろう。一般には日本的「おもてなし」など殆どないだろう

・ 40キロ離れた日露戦争(1904-05年)の戦地・旅順に行こうと思ったが(バスで1時間強、片道:15元)、ガイドでは、現在も軍港であり、行ったり撮影禁止の場所があるので、1人で行かない方がいいとあったので、断念した。旅順には、203高地、水師営会見所旧跡(1905年1月に戦いに勝った日本の乃木希典とロシア軍のステッセル将軍が会見した)、関東軍司令部跡などがある

④ 感想など

・ 中国は広い。道も広い。行けども行けども街は広がっている。

・ 人も多い。人の流れも尽きない

・ 中国自体が閉鎖的な世界なのだろうかー13.5億人と世界人口5人の1人は中国人だ

・ 殆どの中国人は、今後も国内で生活を完結して生涯を終わるだろうー中国人にとっては、中国的世界がすべてだろう(その世界の中で地域と地域、グループとグループ、人と人が争ってきたのだろう。そのやり方を海外でも主張し始めたのか?)

・ 言論や表現の自由がなく、新聞やテレビなどで国営中心であり、共産党独裁下で政府の宣伝しか報道がなければ、人々の平均的関心はそれに支配されるのではないか。

・ 日本などの外国に対して強い主張をするのは、基盤が十分に確立していない政権としては当然かもしれない。習近平体制は、現在政権闘争の真っ只中にあるという見方がある

・ 中国経済の急速な発展から、中国の人々の「世界の中心であると言う中華意識」は高まっているか?それが対日意識にも反映しているだろう(1840年アヘン戦争以来1949年中華人民共和国建国までの植民地時代の屈辱を晴らしたい)

・ インターネットやSNSの普及は著しいが、政府が認めない反共産党的な情報に対する規制・削除と掲示の競争が極めて盛んとなっている

・ 政府規制のテレビや新聞・雑誌で反日的報道が行なわれれば、多くの中国人は間違いなくそれを信じるだろう。

・ 日本企業は、発展する中国経済への進出の強化と時に暴発する反日運動の影響を比較考量して、中国進出を検討せざるを得ない状況にある。日本企業が中国市場から東南アジア市場に転換すれば、米国や欧州企業が乗り込んでくるだろう。現在、名目GDPでは、米国:15兆ドル、中国:8兆ドル、日本:6兆ドルであるが(世界合計:70兆ドル)、物価などを考慮した購買力平価ベースでは、米国と中国は殆ど差がないと見られている

・ 1970年代末以来の一人っ子政策により、生産年齢人口の減少が始まる一方、2020年代には2000万人以上の若い男性が配偶者を見つけられない時代を迎えようとしている。このような人口構造の歪みが、中国の経済と社会にいかなる影響を生ずるか

・ 外国に行くと、日本人と日本社会の良さが分かってくる「この時代の日本に生まれて幸せだった」-テレビによると、中国人も実際に日本に来ると印象がかなり変わるようだ。平均的には、各国の人々は民族的、歴史的、社会的理由などから、自国が一番いいと思うだろう。

⑤ NHK番組「中国問題(専門家討論)(25日朝9時放送)

・ 中国は経済成長鈍化で、対外的に強硬に出る可能性がある

・ 習近平体制はまだ国内で権力を確立していない-権力闘争下にある

・ 中国とロシア(ウクライナ問題を抱える)は、現在は実利的に結びついているが、長期的結合の可能性は低い

・ 今回の中国との緊密化は、中国よりロシアの方がメリットが大きいだろう

・ 中国は力の空白ができると、必ず出てきて、確保し、絶対に譲らない

・ 米国軍が1992年にフィリピンから撤退したら、中国は南シナ海に進出している

・ 中国では、政治は経済の上にある。政経分離などない

・ オバマ米大統領が今回のフィリピン訪問で米軍駐在を再開することで合意したが、中国は先陣を切って南シナ海やフィリピン領海に進出しているー中国は米国の反応を見ている

・ 米国・日本・アセアン諸国は、対中国戦略で協力する必要がある

・ 軍事費で、米国:6000億ドル、中国は毎年10%程度で増加し、現在2000億ドルとなっている。2030年頃には中国は軍事費で米国を抜く可能性があるが、軍事システム全体では、米国の優位は揺るがないだろう

・ 中国政府は、対日関係の緩和を考えている-日本からの投資が急減、イノベーションの必要(中国の構造改革の必要)、ただし、表面では日本に絶対に譲らない

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