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2014年4月23日水曜日

140129「4年ぶりの香港旅行(2014年1月29日ー2月1日)」

4年ぶりの香港旅行(2014年1月29日~2月1日)

―1997年本土復帰後16年でどう変わったか、本土は習近平体制に移行、「1国2制」は?民主的で自由な香港は昔の思い出になりつつある。街は暖かく、若く、カラフル、騒々しい、円は香港ドルに対して2012年:10円が現在15円になっている、それ でも物価は日本の3分の1程度?―

① 思い立って、香港(人口:750万人)に3泊旅行した

・ 1月29日キャセイ・パシフィック航空:成田発9時10分、香港着13時25分(時差は1時間、日本時間:14時25分)

・ 帰りは、香港発15時20分、成田着20時15分

・ HISで申し込み、航空運賃:7万円、ホテル代(3泊):2万円、合計:9万円

・ 他に、25000円を香港ドルに両替して現地の経費に当てた(1ドル=約15円)

・ 目的―香港から、日本、中国、アジア、世界のトレンドを見たい(いつも同じだが、結果は殆どなしーでも旅行のインセンティブになる) ・ 2012年10月の心臓バイパス手術の前に行った7月:シンガポール、8月:欧州(フランクフルト、スイス・チューリッヒ)旅行以来の海外旅行

・ 成田・香港間は約3,000キロメートル

・ 私については、身体検査は綿密に行なわれるー左ひざに代替関節(多分金属が入っている)があり、必ず引っかかるため。他の人々はすいすいと終わるのに。

・ 行きは4時間45分、帰りは3時間半(偏西風のせいか?)

② 両替で、中国人民元と香港ドルで差がついていた

・ 米ドル:106円、ユーロ:144円、人民元:18.72円、香港ドル:15.66円、韓国ウオン:0.1105円

・ 2012年8月―香港ドル:10.2円(香港ガイドに記載)ずいぶん円安になった

・ 円安があらゆる外国通貨に対して進んだことと、人民元と香港ドルの差が大きくなったので一寸ビックリしたー以前はそれほど差がなかったのに(中国による香港支配が進んだためか?)

・ まず成田空港で、4700円を300香港ドルに両替したー1ドル=15.7円

・ 香港空港では、1万円が704ドルとなったー1ドル=14.2円(やはり何%か違う)

・ 泊まったホテルの両替―1万円:680ドル、1ドル=14.7円(使わなかった)

③ ホテルへ行くー「リーガル・リバーサイド・ホテル(麗豪酒店)」

・ 香港空港から地下鉄で最寄の駅まで行ったが、多分悪戦苦闘だったー帰りは、駅のガイドに教えてもらったが、ホテルの近くの駅から空港駅まで4回の乗換えをした(合計2時間足らず)

・ 「客室主任(カストマー・センター)」が駅にあり、何度か聞きに行った。向うは中国語で身振りを交えて教えてくれるが、よく分からないことが多い。

・ 香港の地下鉄は、四通八達しており、非常に便利だが、我々には使いこなすのは容易でない。都心部を除けば、地上を走る。「港湾鉄道事業」

・ 駅内の乗換えでも、指示(乗り換える路線の終着駅による)に従って、かなり歩く場合がある

・ でも多分一番安いー帰りにホテルから空港エクスプレスが出る駅まで10ドルだった(65歳以上で5ドル券で行けた)空港エクスプレスは60ドル。結局、ホテルから空港までの合計料金は約1000円。

・ ホテルは、最寄りの「沙田(シャティン)駅」から約100メートルの橋を渡った高層マンション群の住宅街近くにあった。結局、駅への往復はタクシーを使ったが、片道25ドル(チップ込み)で、往復750円程度だった(毎日これを1回利用した)

・ 橋はホテルから見えていたが、もう歩く気にはならなかった(駅まで橋を渡って15分ぐらいで歩いて行けただろう)

・ ホテル(ダブルベッド)は結構だった―多分1泊2万円以上を約7000円で利用できたのだろう(多分、HISに配布されたのが3日分が丁度余っていたのか)

・ リーガル・ホテルとしては、他に市内で2つあり、優良ホテルにランクされていた

・ ベッドサイド・チップは、毎朝10ドル(約150円)置いた。ある日、朝チップだけ取られて、メイドが午後に掃除にやってきたことがあり、OKといって断ったことがあった。チップは誰かが一括して回収しているのか?

⑥ 香港の街の印象

・ ともかく暖かい―東京が12度・7度の日で、香港は22度・16度ぐらいある(オーバーやコートは要らない)

・ 歩く人々の年齢が10歳ぐらい若い感じ

・ 本土の中国人と香港人との区別は分からない。

・ 最近の報道では、毎年5000万人の本土からの観光客が香港を訪れており、急速に増加しているようだー時々、中国人らしい観光客団体を見たように思う

・ 2月1日から旧正月のシーズンに入り、中国全体が観光熱に沸いているようだ

・ 日本の百貨店としては、「そごう(崇光百貨、SOGO)」と「香港・西武」があり、そごう(16階ぐらいある)は1月31日だけは午後1時開店(通常は10時開店)でその時に居合わせたが、大勢の人々が店の前に集まり、何人かが獅子舞などをやっているようだった。結局、1時半近くに入場できた。閑散とした「そごう」の柏店とはえらい違いだった。西武にも行ってみたが、見つからなかった。

・ 「恭賀新年」のポスターをよく見かけたが、「旧正月(ルナー・ニュー・イヤー)」が買い物やレジャーなどのブームとなっているようだ―旧正月は40日間に及ぶホリデーか?(36億のトリップ(旅行)、2.6億人が鉄道旅行、1日300の臨時列車の予測がある)

・ 「セブン・イレブン」があちこちにあった―他の日系コンビニは歩いた限りでは見かけなかった。「サークルK」はあった。品ぞろいはいまいち。見た限りでは、サンドイッチはあったが、お握りはなかった。サンドイッチ(卵やかになど)を何回か朝食用に買ったが、2枚2組のセットで10-15ドルぐらいー日本の半分ぐらい?

・ セブン・イレブンで、レジで多分袋が要るかどうか聞かれて、よく分からないでうなずくと、ビニール袋に入れてくれて、あとで領収書を見たら「政府環境徴費」として0.5ドル(7円)が取られていた。[歓迎来臨 7-ELEVEN]

・ 英字新聞として「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)」(9ドル)があり、毎日買っていた。タブロイド版で、分析などはそれほど詳しくないのではないか?

・ 飲料水の自動販売機(500ミリリットル、コーラなど)があり、大体4-5ドルで、日本の半分かー日本ほどの自動販売機はない

⑦ 中国の国境にある「深せん(シェンチェン)」に行こうとしたが、失敗した

・ 国境の駅まで28.50ドルで30分もかからなかった。電車の車中から、両側に高層マンション群があちこちに丘や緑の間に散在していた。

電車は、一等車と二等車からなる

・ 電車内で、本やケータイなどを見ている人の割合は少ない

・ 駅に「客室中心」という顧客サービスセンターがあり、自動販売機で切符が買えないと何回か文句を言いに行ったが、中国語が思うようにならず。

・ 国境検査(入出国検査で両側にある)があり、香港・マカオ住民、中国本土人、台湾人、外国人の別となっている。外国人だけは検査官が行ったが、その他は自動検査機を通る場合があったか。国境検査官の写真入ポスターがあり、「文明使者」とあった。(29名うち女性12名)

・ 「中国公民(チャイニーズ・ナショナルズ)」も身分証明書?に何か押してもらっていた

・ 結局、国境のビル内の通路で50メートルぐらいの橋を越えると、中国本土となる

・ 「深せん」から電車で幾つかの駅の「市民中心(シティ・センター)」に行こうとしたが、うまく乗車カードが買えない。香港の地下鉄は、自動販売機で、地図上の行きたい駅を押すと、料金が表示され、コインや紙幣を入れるとプラスチックカードが出てきて、これで改札を入出することになる。降りてしまうと、カードは手元に残らない

・ 以前に「市民中心」に行ったことがあった。1980年頃より中国で最初に発展したのが、深せんなど広東省だった。10年前頃だったか。高層ビルが建っていたが、人通りはまだ少なかったような印象がある。今ではどうか。

・ 駅ビルの売店で「ギネス・ビール缶」(6.8%、330ミリリットル)を12ドル(約150円)で購入し、腰かけてチビチビ。後で近くの売店で別の缶ビール(サンミゲル)を買ったが、香港ドルだとして2倍取られた(それでも10ドル)。

・ 書店があったので入ってみたが、英語の棚は殆ど英語の学習書(中国語による)しかなかった。

・ 「肯徳基」はケンタッキー・フライド・チキンのポスターで、例のおじさんがこちらを見ているという次第。わびしそうな店だったので、入らず。

・ 子共の多い家族連れが多い―祖父母、両親、叔父・叔母、子供など?(日本では、核家族中心だろう)

・ 中国における家族の絆は強いのではないか

・ 日本ほど親と子供の間の年齢は離れていない感じー日本では、平均の第一子は両親とも30歳頃となっている。日本より早く結婚して、一人っ子を育てるのか?ただし、香港は一人っ子政策の対象ではなかったか(少なくとも1997年7月1日の本土復帰までは)

・ 駅のトイレに入ってみたら、大は和式、小は並んでやるタイプで、水が流れていた

・ 中国では、男に生まれるのと、女に生まれるのとどちらがいいか?日本では、女の方が今は楽しいという調査結果があるようだ。一般的に、発展中の国では、男に生まれた方がいいのか?

⑧ その他の観察

・ 紙幣は、同じ金額(100ドル、50ドル、20ドル、10ドル)でも発行元とデザインが違っているものがある―上海香港銀行、中国銀行など ・ コインの裏はすべて同じ花となっているー国花か?

・ 香港でも今年は「馬年(イヤー・オブ・ザ・ホース)』―「竜馬精神」、「福馬迎春」、「馬倒成功」(紀元前に馬で駆けつけて戦争に勝った皇帝がいたらしい)、「馬年夫婦」

・ 昨年は「蛇年」-ヘビよりウマの方がいいか?

・ 地下鉄などで、すぐ割り込まれる、乗車券の自動販売機でもたもたしていると、誰かが助言してくれる、電車でさっと席を譲ってくれる、席が空いたら素早く座る必要がある

・ 何千年にもわたって、中国では、生存競争が激しいのであろう。 ・ ホテルのロビーがあるフロアは「ゼロ階」 ・ エスカレーターは「右立ち」 ・ 中国酒は30度で強く、種類も多い―米ばかりでなく、ヘビ、鹿、シイタケなど様々(160、250ミリリットルで10-20ドル)甘いものもある ・ ガイドによると「飲料水は、水道の水でなく、ミネラルウオーターを飲め」ホテルの部屋にミネラルウオーターが毎日2本配布された ・ 料理屋で、「上海ヌードル」というのがあったので、頼んだら、日本風の「シャンハイ」の発音では伝わらなかった。メニューで指してようやく注文できた―メンは1ミリぐらいで味はまあまあ(75ドル)

・ 漢字が一緒なのは有難い―ただし、見当がつく程度

・ 「的士(タクシー)」は20ドル(約300円)から

・ コンビニなどで、「出前一丁」などのカップラーメンがたくさん積み上げられていた。

・ 「スターバックス」があちこちにあり、「カフェラテ・スモール」は27ドル(日本:230円)で安くない。「マクドナルド」もあった(入らず)

・ 5セント・コイン(約7円)は地元の人にとっては大事かもしれない―物価が安いので(日本の3分の1ぐらいか?)

・ コインが貯まると、ポケットに入れた小銭入れが重くなってしまう

・ 日本人と中国人はどう違うか―1人ひとりとして、全体として、対外的結束力、一体感はどうか

・ 街を歩く人の3人に2人ぐらいは、日本人と間違えることはなさそうだ?(主として、顔つきで)

・ 「オバマ:奥巴馬」―すべて漢字。誰がいつ決めるのか?

・ 気温の予測―香港:22度・16度、東京:11度・7度

・ ホテルのテレビで日本関係はNHK国際ニュース(英語)だけ。ホテルによっては、NHKなどの日本語放送もあるだろう

・ ドアを開ける―「推(プッシュ、押すとき)」、「挽(プル、引くとき)」

・ 地下鉄の駅―コンコース:「大堂」、プラットフォーム:「月台」

・ 曜日―星期一(シンチーイー):月曜日・・・星期六:土曜日、星期日:日曜日

・ 身長では、特に引け目なし(私の身長:157センチ、往年より3センチ低下した)-出張したとき、身長が高い英国やドイツなどで気になったが、フランス、スペイン、イタリアなどラテン諸国では、我々程度も歩いており、ホッとしたことがある

・ 日本の料理屋があり、寿司盛り合わせ(58ドル、合計8個)を食べたが、小さく、若者だったら、二食は必要だろう。サンマの塩焼きは38ドル(約550円)で高い

・ そごうの16階に本屋があり、多くの書籍は日本関係で、「週間ダイヤモンド」が定価の2.5倍ぐらいだった。

・ 香港のエスカレーターの速度は速い―どんどん動く(シンガポールでもそうだった)日本でも昔は速かったが

・ 1月31日の午後に、沙田駅前の広場で、フィリピン人?などの出稼ぎメイドの女性たちが幾つかのグループで4,50人集まって会話したり飲食していた。多分、旧正月で外出を認められたのだろう。スカーフを被ったイスラム女性も見かけたが、やはり出稼ぎなのか

⑨ 香港の本土復帰後の位置づけの変化

・ 著名な中国専門家の富坂聡氏の近著「中国の論点」(角川新書、2014年1月)によると、香港は1997年の本土復帰前から中国化が進められて、国際的に民主的で自由な都市という以前の印象はかなり失われて来たようだ(香港の復帰自体は、サッチャー英国政権との間で1980年代に合意されていた)

・ 復帰後の香港政府の責任者は歴代、北京政府によって任命されている

・ 2017年に香港首長は公選される予定であるが、自由な立候補が可能かどうか、時期が近くなると、問題になるだろう

・ 登正平・国家主席は、台湾に準じて、復帰後「一国二制」を50年間維持して、民主的制度を維持すると約束したが、それが守られなかったと言えよう

・ 中国の巨大国営企業が香港経済になだれ込み、返還前に中国企業による香港支配が確立し、香港は経済的に落ち込んでしまった。むしろ中国大陸の方が経済発展で世界の注目を集めるようになってきた。

・ その後、香港はそれまで様々な内外の資本によって支えられてきたが、その後は中国一本にシフトしていった。

・ 香港の人々は、従来、大陸に比べて高度に民主化され、教育水準も生活水準も自分たちの方が上だと考えていたのが、今やカネにモノを言わせて押し寄せる大陸の人々によって脅かされるようになっている

・ 香港で言論の自由が脅かされているという反体制派の無料新聞が配られていたー中国共産党の宣伝、検閲、メディアが良心を失う、広告の中止など。

⑩ 考えたこと

・ 平気で人がぶつかる、遠慮がない、常に自己主張する、妥協しない、相手が引くとすぐ割り込んでくる、しかし席を譲り、困っていると助けようとする―多分、人間関係の微妙なルールがあるのだろう

・ 「法による統治」でなく『人による統治』-規則もいつも同じように適用されない

・ 日本人は、「性善説でプロセス重視」であるが、中国人は「性悪説でまず疑ってかかり、結果重視」であると言われている

・ 結局、中国人は歴史的に国内でそのように暮らしてきたのだろう

・ 中国人は、国内の経済的発展を行なって成功し、自信をつけて、国内でやってきたやり方をそれを対外的にも及ぼそうとしているのかも知れない。

・ 政治的民主化はまだ改革の著についていないと言えよう。ただし、中産階層の増加とともに、インターネットやケータイなどの情報通信技術の発展に伴い、2010年代の後半頃より民主的な改革の機運が生ずるだろう。

・ 一方、中国では、30年以上に及ぶ一人っ子政策から、生産年齢人口の減少が間もなく始まり、いずれ一人っ子が両親とその祖父母たちの合計6人を支えなければならなくなる。その人口構造の矛盾が社会や経済に重大な影響を生ずる時代に直面することになろう。

・ 日本としては、最大の貿易相手国であり、中国経済の発展に協力しながら、東南アジアやインドなどを含めた、アジア規模で経済的進出を強化すべきであろう

・ その場合、中国人の性癖について十分考慮・対抗していく必要であろう―性悪説と結果重視にも

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