About pictures/当ブログ内の写真について/당 블로그내의 사진에 대해서

Most of the pictures in this blog are taken by my camera, yet some of them were downloaded from the website of the hiking club. If you click any pictures, they become the original size.

当ブログ内の写真の大部分は筆者のカメラで撮影したものですが、一部、山岳会の共有写真からダウンロードしたものを含みます。すべて、各写真をクリックすれば、元のサイズに拡大します。

당 블로그내 사진의 대부분은 필자의 카메라로 촬영한 것입니다만 일부 산악회 공유 사진으로부터 다운한 것도 포함합니다. 모두 각 사진을 클릭하면, 원래 사이즈에 확대합니다.

2013年12月8日日曜日

131118-22 Economical Trip To Naha, Fukuoka, Osaka, Nagano and Matsumoto from Tokyo「那覇、福岡、大阪、長野、松本の駆け歩き・貧乏小旅行(観光抜き)」(In Japanese, only)

分類:堀伸樹、旅行、国内


["Beautiful Island, Okinawa,「美ら(ちゅら)島沖縄」"츄라시마 (아름다운 섬) 오키나와"

131118-22 Economical Trip To Naha, Fukuoka, Osaka, Nagano and Matsumoto from Tokyo「那覇、福岡、大阪、長野、松本の駆け歩き・貧乏小旅行(観光抜き)

(行程)

・ 11月18日(月) 虎ノ門病院で検査後、羽田空港(スカイマーク便、19000円15.時35分、18時35分那覇着、(那覇「まるきホテル」、6000円

・ 11月19日(火) 那覇空港発(スカイ便、14000円):14時30分、福岡着:16時 福岡バスターミナル発(21時30分):(バス泊8500円)

・ 11月20日(水) 大阪梅田着:7時、大阪バスターミナル発13時(6400円):長野着:19時50分(長野駅「アベスト・ホテル」6000円)

・ 11月21日(木) 長野発9時21分(JR鈍行、1100円):松本着:10時56分、松本発14時20分(バスターミナル、3400円):新宿着:17時50分

(費用合計(概数):64000円―交通費:52000円、宿泊費:12000円)

(感じたことなど)

・ 羽田・那覇間(3時間)、那覇・福岡間(1時間半)の航空運賃(スカイマーク)は合計33000円で通常の半分以下で有難かった(サービスより、安く目的地に行ける)


[Skymark,スカイマーク、스카이 마크]

・ 沖縄はあくせくせず、時間がゆったり流れているような感じだった

・ 那覇空港からのモノレール「ゆいレール」からの市中の眺めは素晴らしかった

・ 沖縄産「オリオン・ビール」と各種の泡盛焼酎(それぞれ個性があるか?)も旨い

・ 沖縄を含めて、九州はアジア諸国に最も近いという印象

・ 長野(人口:38万人)対松本(24万人)など、地域の覇権をめぐる密かな戦いも面白い?-国レベルでは、東京対大阪などもあったが、今では?

・ 地方の鉄道や街、デパートでは、女性(特におばさん)が多い感じ。若い、働き盛りの男女は都会に出かけているか?

・ 地方中心都市でも、大規模書店は紀伊国屋と丸善が競争しているか

・ 長距離バス旅行(福岡・大阪間:9時間、大阪・長野間:7時間、松本・新宿間:3時間半)は安いが、長すぎた

・ 沖縄論―沖縄(人口:142万人、那覇市:32万人)は400年前の薩摩藩による琉球侵略や明治時代の琉球処分、沖縄戦、戦後の基地問題など現在に至るまで、日本本土によって抑圧されてきた。沖縄人は差別されていると感じている。普天間基地移設問題では、爆発寸前だ。

沖縄は1人当たり県民所得で全国最低であり、高校進学率、大学進学率も低く、学卒の失業率が高いなど、経済は低迷している。沖縄の人々は、人情が深く、人懐っこく、親切かつ陽気で、ヨコ社会でお互いに助け合い協力して生活している。

主たる産業の観光業(2009年の域外からの観光客数:約560万人)も90年代後半からのブームから安定した段階に移行しつつある。いまや日本一の肥満県であり、野球好きであり、高校野球では全国一燃える。

① まず、沖縄へ

・ 虎ノ門病院(徒歩)→新橋→浜松町(モノレール、470円)→羽田空港(終点、ターミナルワン、JAL中心)に10時20分到着

・ 安上がりのためLCCを探したら、那覇便は「スカイマーク」しかないようなので、空港内無料バスで一つ手前の第一ターミナルへ移動。スカイマークのカウンターは長いANAカウンターの先の一番端にあり、13時35分便は満席とのことで15時35分便を予約した。(18800円、ANA便では4万円以上、時刻表による)空港内は広いので、夢中で歩いてようやく見つけた。

・ 13時半過ぎに、自動チェックインを行い、暫くレストラン・売店などを散歩の後、出発ロビーに移動。例によって、太ったお姉さんから手持ちチェック機で念入りに検査され、オーケー。(左ひざに代替関節があり、必ずチェックされる)空港内に「童心」という子供用商品を扱う店があり、のぞき見した。

「ローヤルデリー」というレストラン・パブでキリン・ハイボール(367円)で時間をつぶした。眼前をJAL機が出発していった。

・ 空港内の有料ラウンジ(1000円)でVISAカードと搭乗券を見せたら無料なので暫時休憩した。コーヒー、ジュースなどはセルフサービスで無料。アルコールは有料だが300円程度。雑誌・新聞は読み放題。

・ 21ゲートウエイに移動。スカイマークは那覇便のほか2時間後の17時15分の福岡便があった。ANAだけでも羽田・那覇便は片道1日10便ある。スカイマークも那覇便が5便あったか?

・ 午後3時15分にスカイマークの到着便の乗客が来たが、どこからの便か?3時40分ごろ、搭乗券を検査機にかざして機内へ移動。左右に3列ずつで、定員は177人。時速:834キロ。満席とのこと。4時頃に滑走路に移動。乗務員:2名、キャビン・アテンダント:4名

・ 4時10分ごろに富士山が見え、10分程度、6000メートル?の高度で下方で右から左に眺められた。雲の上に雪を被った山頂が見えていた。江ノ島もはるかに見えたか?駿河湾も。その後陸上を飛行したが、そのうち雲のため位置が分からなくなった。

・ 機内販売―コーヒーなど:100円、キリン麦酒(缶):200円、神戸ワイン:300円。機内販売は殆ど売れない?多くの人は目をつぶって、ともかく目的地に速く着くことを考えているのか。椅子は狭く、味気ない感じだが、しょうがないか。

・ 6時5分に降下開始のアナウンスがあり、トイレは早くすませよ、6時55分着陸予定のこと。降下して6時45分ごろ気流の乱れが少々見られた。


[Naha Airport, 那覇空港、나하 공항]

・ 「めんそーれ(いらっしゃいませ)沖縄」「美ら(ちゅら)島沖縄」


[Naha Airport, 那覇空港、나하 공항]


["Welcome Okinawa,"「めんそーれ(いらっしゃいませ)沖縄」"맨소레 (어서 오세요) 오키나와"]

② 那覇の街で

・ 着陸し、空港内からモノレール「ゆいレール」で市内中心部へ移動、7つ目の「県庁前」まで260円。前回来たときも経験したが、モノレールからの眺めは素晴らしい。那覇市内が数十メートル上から見わたせられる。終点の「首里公園」まで15駅、30分程度か。左右や上下に緩やかに蛇行して走る。


["Yui Rail" 「ゆいレール」、‘유이 레일’]

・ 8時頃、県庁前駅を下りて、目についた「まるきホテル」(5800円)に宿泊することに。多分以前もここに泊まったか?ともかく経済的なホテルなので。早速、有名な「国際通り」をブラブラしたが、ご当地本を売っているような本屋は見当たらなかった。沖縄のみやげ物屋の多いこと。聞いたら、本屋は少ないとのことだった。

・ 古酒「琉球泡盛・琉刻(りゅうこく)」30度、180cc、630円などの泡盛焼酎の種類が多いこと。それぞれ味が違う。冷えていると旨い。


["Rukoku" of "Awamori", Okinawa spirit, 古酒「琉球泡盛・琉刻(りゅうこく)」오래 된 술 "류큐 아와모리 · 류코쿠"]


[Different kinds of "Awamori" 様々な泡盛、다양한 "아와모리"]

・ 沖縄産の「オリオン・ビール」があり、スッキリして、あんがい美味しかった。浦添市が本社、製造は名護市とあった。


[Orion Beer, オリオンビール、오리온 맥주]

・ 国際通りにある居酒屋で、泡盛とオリオン・ビールと一緒に、ゴーヤチャンプル(600円)も食べたが、しつこくなく旨かった。


[An Okinawa cuisine "goya chample" ゴーヤチャンプル、여주 볶음]

・ ホテルのテレビは、NHK総合とEテレ、琉球放送:TBS、琉球朝日:テレビ朝日、沖縄テレビ:文化放送。テレビ東京がない?TBSの「朝ズバ」など、民放ネットワーク番組は朝5時半からか?その前は広告ばかり。東京では、5時ごろ始まっている?

・ テレビで地元のコマーシャルが少ない感じー140万人の市場では効果が少ないか?

・ 翌朝も沖縄都市レール(2両、ワンマン運転)で首里公園へ。


[Shuri Park, 首里公園,슈리 공원]

・ 「おきぎん」(沖縄銀行)」首里支店

・ タクシー:480円

・ 自動販売機ドリンク(各500ミリリットル)ー「さんぴん茶」:120円、「シークワーサー」:150円、うーろん茶:110円。シークワーサーを飲んだが、まあまあか?

・ 「沖縄受験ゼミナール」の合格者の名前など(琉球大学など)-知念、伊良部、屋敷、伊礼、高良、具志堅、儀間、金城(かなぐすく)垣衣、玉城(たまき)、知花(ちばな)渡嘉敷(とかしき)、安里(あさと)

・ 「最強食堂」の看板が見えた―そば:180円、らーめん:250円、定食:350円

・ 那覇の市外局番:「098」

・ 「涙そうそう」:チョコ黒糖ドーナッツ

・ 鉄道がないからか、バス路線の多いこと(市内、長距離)ー沖縄バス、琉球バス、那覇バス


[Downtown Naha, 那覇市内、나하 시내]

・ 県庁前の「りゅうぼうビル」の7階に大きな書店があったー沖縄コーナーが2つあり、一つは沖縄戦や戦後の基地問題など、もう一つは沖縄の生活や文化、琉球関係など。ノンフィクション・ライターの佐野真一の沖縄本が2つあった

・ モノレールで空港に戻り、スカイマークの福岡便を予約(13800円)コンビニでオリオンビール(サザンスター、南十字星?)缶ビール137円を買った


["Beautiful Island, Okinawa,「美ら(ちゅら)島沖縄」"츄라시마 (아름다운 섬) 오키나와"

・ 飛行機搭乗へバスで移動。

・ ANAの機体に「心を一つにがんばろう・ニッポン」と横に書かれていた

・ 新聞(各130円)の感じー「琉球新報」が総合紙的?、「琉球タイムス」は大衆的?

・ 飛行機は14時45分にテイクオフ、海に出て、15時20分頃に降下体制に。雲の上から次第に近づき、そして雲の中へ。海上を下降して16時過ぎに福岡空港に到着した。


[Fukuoka Airport, 福岡空港、후쿠오카 공항]

③ 福岡から大阪へ

・ 長距離バスターミナルを見つけるために、地下鉄で2駅の「博多駅」へ移動した。記憶がある。前回は、東京行きに乗った。東京行きは私が乗った深夜長距離バスで一番遠いクラスだったか(15時間、15000円・)大阪行きは、21時半発で8500円。


[JR Hakata Station, JR博多駅、JR 하카타 역]

・ 6階の紀伊国屋書店へ。郷土物を探したが、九州分析本は見つからなかった。福岡・博多本はあったかも知れない。やはり九州レベルが欲しい。

・ 隣のビルに丸善があった。さすがにアジア物が充実していた。中国、韓国、タイ、ミャンマーなど他の諸国についても各国別に多かった。やはり九州はアジアに一番近いからだろう。結局、何も買わなかったが。

・ 駅前に近代的なビルのカプセルホテルがあり、どうしようかと考えたが、やめた。

・ 博多バスターミナルを午後9時半に出発(阪急バス)独立した横3列の座席。10時半に門司へ。12時に消灯。朝3時に福山、6時すぎに神戸、宝塚インターに6時35分、6時半に一般道へ、千里ニュータウン、新大阪を経て、阪急梅田へ。


[Hakata Bus Terminal,博多バスターミナル、하카타 버스 터미널]

・ 「阪急三番街」の「宮本むなし」という食堂でビール「金麦」を240円で飲む。阪急駅ビルからJR大阪駅ビルを往復した。行き交う男女の若者やビジネスマンが多い。駅前の本屋に行ったが、中公新書の「大阪」(2012年)は買わず。

・ 宝塚歌劇の広告―「眠らない男ナポレオンー愛と栄光のはてに:その愛が歴史を作った」(2014年1月1日より)ナポレオンに扮した男装女優がこちらを見ている図式


[Poster of Takarazuka, 宝塚のポスター、다카라즈카 포스터]



・ 「ごっついうまいで!!」大阪名物 串かつーなにわ横町の味170円

・ 阪急「かっぱ横丁」-「歌って、飲んで、食べて!」


[Hankyu "Kappa Alley"、阪急「かっぱ横丁」、한큐 "캇빠 골목"]



④ 長野、松本へ

・ 長野行きバス(8500円)は、午後1時発で「淀川」から「十三(じゅうそう)」へ、「千里ニュータウン」、「京都深草」(13時58分)。瀬田川を渡って、草津で休憩。乗客は4人程度。その後も余り増えず。

・ 「栗東(りっとう)」、「大垣」(15時25分)、木曽川を渡り、「尾張一宮」「中部空港」「小牧」から山岳地帯へ。長いトンネルが幾つか。「岡谷」(17時55分)、「松本」「梓川サービスエリア」、「安曇野」、「川中島古戦場」を経て午後8時前に長野駅着。


[JR Nagano Station, JR長野駅、JR 나가노 역]

・ 市外局番は「026」

・ そこから東京行きバス(新宿、池袋行きなど)を探したが、営業所は店じまいで見つからず、安ホテルを探し、ダブル6000円、シングル4800円は満席とのこと。本当か?受付の女性が隣の男性と相談してそう言った)

・ その10階にレストラン・パブがあり、夜の長野の夜景が見られた。前にも来たか?

・ 長野駅前は、ゴミゴミ、垢抜けない。

・ 翌朝、駅近くを散歩した。

・ 「長野市民憲章」の石碑があったー「信濃の国の、歴史と伝統のあるまちで、私たち長野市民は、すぐれた自然と文化を養い、平和を願い、ひとの尊厳を大事にし、国際人としての資質を高め、ともに力を合わせて、発展する未来に向かって、羽ばたく」(昭和62年12月21日)


[Nagano Citizen's Charter,長野市民憲章、나가노 시민 헌장]

・ 偶然、テレビで、米国リンカーン大統領が150年前のこの日に「人民の(OF)、人民による(BY)、人民のための(FOR)政治」を言ったことが放映され、日本には「バイ」が不足していると著名なコメンテーターが指摘していた。

・ 裏の方に「セイユー」のスーパーマーケットがあり、女性たちが朝の買い物に忙しかった。明るい店内ではなかったが、食料品など安そうだった。 ・ 天気予報では、長野は朝5度、昼10度で、東京と5度程度低い感じだった。

・ ごちゃごちゃした長野駅に行き、9時21分発の松本行き鈍行に乗ることにした。(1110円)ワンマンカーで2両。直江津・長野間電車が到着後3分後に松本行きは発車で乗り換え客が少しあった模様。その電車は何分か後に折り返し直江津に。

・ 「ようこそ!信濃・長野県へ」

・ 「姨捨(おばすて)」駅に9時56分に出発。駅手前でターンバック、「列車の行き違いのため、停車」とアナウンスがあった。下り特急が逆方向に走っていった。後で上り特急にも抜かれた。スイッチバック運転などもあり。姨捨駅が実際にあるとは!


[JR Obasute Station, JR姨捨駅、JR 오바스테 역]

・ このあたりは、壮大な眺めが見られた。遠くに山並みがあり、その間の低い低地に広い市街地が広がっていた。また、やがて右側には、アルプスの高い山並みがそびえていた。頂上には雪が積もっている。紳士?がケータイでシャッターをさかんに切っていた。この区間は鈍行に限るか?特急ではゆっくり見るひまなく?

・ 「聖高原(ひじりこうげん)」駅、松本へ37キロの道路掲示。長いトンネルを出るとすぐ駅というのが3回ぐらいあったか。

・ 乗客はおばさんが多い。若い女性もちらほら。男は少ない。3つのトンネルを抜けて「明科(あかしな)駅」へ。松本に10時56分着。長野・松本間:62.7キロ(鉄道距離)の1時間半の鈍行旅行。多分、30分ぐらいは駅で停車?しようがないか。

・ 松本の方が、長野よりはるかに近代的な町並みとなっている。以前の四国・中国行きでも、近代的な高知・岡山と新旧混合の松山・松江と感じたように。

・ 市内観光用の周遊バス(190円、1日乗り放題:500円)で松本城公園へ。靴を脱いで、600円の入場料で上がり始めたが、すぐ疲れてしまった。以前には5階の上まで最上階まで行ったのに。城の内部は板張りで、階段が急であり、今回は上り下りが厄介になった。2階ぐらいで止めたが、四方の窓(敵を見張り応戦するためのもの)から市内が遠望できたので、もう十分だった。多分、一番上でも同じ眺めだろう。台湾人観光グループらしいグループ。松本城は国宝で全国50ある城の中で最高という触れ込み。松本最高の観光ポイントらしい。


[Matsumoto Castle Park, 松本城公園、마츠모토 성 공원]

・ 「学都・松本」の書。「楽都」これは小沢征爾氏(1935年生まれ)の書

・ 「八十二銀行」「八十二証券」のビル。(地方に来ると、明治以来の第一銀行に始まるナンバー銀行の名前がまだ残っていることに気がつく。 ・ 「深志橋」の表示があったー「松本深志高校」を思い出した

・ バスターミナル近くのビルの丸善の郷土本コーナーで「長野対松本」の地域対抗本(1300円)を見つけたが買わずー長野(人口:38万人、県都)と松本(24万人、城下町として発達)はライバル意識が強く、仲が悪い?(岡山対倉敷など)

。 ・ バスは、八王子を経て、途中の混雑により30分遅れで6時過ぎに新宿着。

⑤ 沖縄論―講談社新書「沖縄読本」(2011年、900円)など

・ 人口:142万人(那覇市:32万人、那覇都市圏:75万人)

・ 面積:2276平方キロ

・ 沖縄県:沖縄諸島、宮古諸島、先島諸島、八重山列島、尖閣諸島など(奄美諸島は現在は鹿児島県に属する。明治までの琉球王国時代には王国に含まれていた)

・ 戦後四半世紀の米国占領から1972年に本土復帰を果たしたが、今でも基地問題を抱えている。

・ 沖縄をめぐるキーワードーやさしさ、基地問題、長寿伝説崩壊、信仰心、サンゴ、音楽、差別、野球

・ 1972年復帰後、ファーストフード店が続々と進出し、ケンタッキーフライドチキンやモスバーガー、ミスタードーナッツ、マクドナルドの人口当たり店舗数は日本有数となっているー沖縄人は、ケンタッキーフライドチキンをおやつでなく、食事のおかずにしている?沖縄では、ファーストフードをお祝い事の贈答品や引き出物として送ったりする

・ 沖縄は今では日本一の『肥満県』-沖縄の男性の47%、女性の39%が肥満率で、全国ワーストワン。要するに、県民の総メタボ化が進展している。60台が最も肥満率が高い。米国占領中の高脂肪、高カロリーのアメリカナイズされた食生活から始まっている(ステーキ、揚げ物、ハンバーグ、ピザ、ファーストフードなど)

・ 高齢者の1人当たり医療費も日本最高。糖尿病の死亡率も高い

・ 沖縄の人々の魅力は、その心根だー沖縄は「人情の島」優しく、シャイで、人なつっこい。人情深く、親切、穏やか、陽気

・ 調査結果によると、沖縄人は「県民意識が高い」―県民の多数は、日本人の前に「ウチナンチュー」である意識が強い。

・ 沖縄の人たちは薩摩藩の琉球侵略、明治政府の琉球処分、沖縄戦、日本復帰という抑圧という負の歴史を通して日本という国と向き合い、自らのアイデンティティを築いてきた。

・ 民主党などが沖縄をないがしろにする行為に出たときなど、基地問題などに関して、「ヤマとの沖縄への差別」「沖縄人への差別」があると考えている

・ 沖縄は日本で一番貧しい県であるー沖縄県の1人当たり県民所得(2007年)は205万円で、全国最下位。最も高いのは東京都:454万円。全国平均の67%、東京の45%。

・ 沖縄ブームは終わったのかー90年代後半に始まった「沖縄ブーム」時代に発刊された沖縄雑誌「季刊カラカラ」などが休刊となった。沖縄の出版業界の市場規模が小さく、中小企業が多いので広告料金が低いこともあった。観光客数は2003年に500万人を突破し、2008年には600万人に達したが、その後減少し、2009年に565万人となっており、この傾向は続くと見られる。那覇市のホテルの稼働率も減少している。今後は、観光ブームからリピーターによる安定した段階に入っていくだろう。

・ これでなぜ暮らせるのかー沖縄は血縁の結びつきが強いヨコ社会であり、お互いに行き来し、常に助け合っている。相互扶助の習慣が隅々まで行き渡っている。兄弟や知人間でお金の貸し借りがよく行なわれている。

・ しかし、沖縄では、男性の自殺率が全国平均をはるかに上回っていて、1995年で全国第2位で、男性の平均寿命も全国4位から26位に転落した。競売件数が増え、新規学卒者の求人件数が大幅に減り、人口当たり貸金業者の数も全国一、失業率の高まりつつある。

・ 沖縄は、高校進学率、大学進学率が全国最下位―所得が低いほか、離婚率が高く、母子家庭や父子家庭が多いためかー教育が受けられないと、職に就くことが困難になっていくだろうー県民は、基地問題以外でも崖っぷちに立たされている。

・ 沖縄はなぜ高校野球が強いのかー沖縄には、かなりの数の草野球チームがあり、レベル別のトーナメントは行なわれ、沖縄全域で野球密度が高い。(例えば、人口5万人の石垣島で80ぐらいのクラブ、職場単位チームなどがある)「沖縄人は週末は野球」が定着。沖縄の人々の野球熱は高い。高校野球の県大会でも観客は多く、空き席が見つけにくい。沖縄の高校野球チームが強くなると沖縄の人々は嬉しい。沖縄の高校野球は恐らく全国で一番盛り上がる。沖縄尚学高校、八重山商工、興南高校など。甲子園での優勝は沖縄の高校の悲願だった。目標は、いつも本土の高校だ。1999年の春の選抜で全国優勝したが、夏の甲子園で優勝したい。高校野球の「沖縄問題」なのだろう。

・ 日本(ヤマト)と沖縄の関係―長年にわたる加害者と被害者であり、徳川幕府成立後の1609年の薩摩藩による琉球侵略に始まる。幕末まで沖縄は日本の属国でありひどく搾取された。その後も、王国を解体した琉球処分、本土の捨石となった沖縄戦、過重な基地負担を残したままの日本復帰、現在までの基地問題と、歴史的に沖縄は日本本土によって常に大きな負担を強いられてきた。本土により沖縄が支配されるという関係は、実に400年間も続いてきた。「沖縄の受難の歴史」劣等民族として見られてきた沖縄に対する差別の歴史はいつまで続くのか。「沖縄はいつまでこのような立場にたたされるのか」

・ 普天間基地の移設問題―辺野古(へのこ)移設は1996年頃から提起され、県民の9割が反対しており、島ぐるみの反対闘争となっている。民主党政権の「最低でも県外移設」の動きが拍車をかけ、政府に対する県民の不信感と怒りを増大させた。沖縄県民はいつまで我慢できるか

0 件のコメント:

コメントを投稿